コミンテルン

ロシア革命後の一九一九年、各国におけるプロレタリアート(労働者階級)の革命運動を支援し、社会主義政権の樹立をはかる目的で創設された共産主義者の国際組織。モスクワに本部が置かれ、各国共産党はその支部という形をとった。一九二一年に中国共産党が結成されたのもコミンテルンから派遣されたヴォイチンスキーの働きかけによるものであった。だが、そもそも人民の大部分を農民が占める中国に、都市労働者による革命を説くマルクス・レーニン主義の公式をそのまま当てはめることは現実的ではなかった。そのため、中国共産党内部には農民を主体にすべしと主張する毛沢東派とあくまで教条主義に固執するモスクワ派との間に革命路線をめぐって深刻な対立がもたらされることになる。その対立は一九四三年にコミンテルンが解散されるまで続いた。

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