満州義軍

特別任務班と並んでもうひとつ、日露戦争の裏面史を飾ったのは「満州義軍」である。満州義軍は、満州各地にいた馬賊を集めて編成されたゲリラ部隊で、花田仲之助という情報将校がその指揮をとった。最盛期には3000名を擁したとされる満州義軍は、あるときは遊撃隊として、またあるときは先鋒部隊や輜重部隊として活躍し、ロシア軍を悩ましたという。
当時、やはり馬賊による謀略部隊を指揮していたロシアのマドリドフ大佐は、「満州義軍こそロシア軍眼中の釘」と嘆いていたと伝えられている。この満州義軍はのちのいわゆる「謀略馬賊」の先駆けとなったもので、後に満州の王となった張作霖も当時この謀略馬賊のひとりとして日露戦争に参加していたことはよく知られている。

 

 

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