雨花台

雨花台

古く六朝時代、さる名僧がここで説法をしたところ感動した天帝が花を雨のように降らせたという。その伝説にちなんでなづけられたこの雨花台はしかし、その詩的な響きとは裏腹に中国近現代史上、おびただしい血が流れた悲劇の地でもある。たとえば、太平天国軍はここで清軍と幾たびか熾烈な戦闘を行ったし、辛亥革命のときも清軍との間で激戦が繰り広げられ、大量の血が流された。 また1927年4・12クーデター以来、国民党の手によって処刑された共産党員や進歩的人士の数は10万人以上にのぼるとされる。さらにいわゆる南京虐殺の際は、一般市民を含む30万人以上の人が日本軍によって虐殺されたといわれている。現在、当時、犠牲になった人々の遺体をまつる烈士陵園となっており、中央には死地におもむく烈士をかたどった巨大な「革命烈士犠牲者彫塑群」とともに『国民党政府在雨花台曽経屠殺了三十万共産党烈士』(30万人が国民党によって殺害された)という毛沢東の揮毫になる記念碑が立っている。併設の烈士記念館には、鄧中夏や琿代英、鄧演達など多くの革命家と烈士たちの事績と遺品が展示されている。 なおここでとれる雨花石は、殺された人々の血によって赤く染まっているのだといわれている。 市の南郊、中華門外の小高い丘陵地帯にある。

 

 

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