中国近現代史の旅
馬占山
1931年冬、日満連合軍に追われ、チチハルを撤退した馬占山は一時、この街に黒龍江省政府を置いた。 その後、関東軍の板垣征四郎参謀らは、海倫へ直接乗り込み馬占山と会談、満州国への帰順を説得した。 やがて内外の情勢から帰順に傾いた馬占山は、翌年2月、ハルピンで関東軍の多門師団長と会い、 正式に帰順を表明した。場所は、当時「広信当」と呼ばれた大商店。現在は、海倫人民銀行として使われている。