満映撮影所

満映撮影所

満州映画協会(満映)の撮影所跡。満映は満州国内における国策宣伝と文化工作を目的としてつくられた民間の映画会社で、正式に発足したのは1937年。以後、抗日武装勢力に対する武力討伐と並び、「満州」統一政策を遂行する上で欠かせない重要な役割を果たした。
理事長を勤めたのは、元軍人の甘粕正彦。甘粕といえば関東大震災時におけるアナーキスト大杉栄殺害犯として悪名ばかり高いが、経営者としては有能だったらしく、李香蘭をはじめ「満州国」時代を風靡した大スターもここから誕生した。また「満州国の支配者は昼間は関東軍だが、夜は甘粕だ」と人々の間で噂されていたという。
だが、1945年8月、日本が無条件降伏すると甘粕は青酸カリをあおいで自殺。ここに満映の短い歴史は終りを告げた。なお、自殺をはかった理事長室の黒板にはこんな辞世の句が書いてあったという。「大ばくち、もともこもなく、すってんてん」。現在は、長春電影制片廠となっている。市の東南、南湖公園の北。

 

 

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