中国近現代史の旅
イ族との交渉
1935年5月、紅軍がこの地を通過したさい漢民族に敵意を抱く彝(イ)族に包囲された。交渉の任に当たった総参謀長の劉伯承は、酋長の小葉丹と会談。中国共産党の民族政策を説明し、紅軍は決して少数民族の敵ではないことを訴えた。彝族の長は納得し、約束の明かしとして鶏の血をすすり合い、劉伯承と義兄弟の契りを交わした。免寧県県城から約30キロほど離れた旋烏郷にある。