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張作霖

満州王となった馬賊出身の奉天系軍閥。
のちに北京政界をも牛耳り、一時中国全土に覇を唱えた乱世の梟雄。

奉天軍閥。1875年、遼寧海城県の出身。祖父の代に飢饉を避けて関内から移住してきたといわれる。16歳で馬賊に身を投じ、日露戦争の際、日本側のスパイとして働いた。その功により戦後、奉天政府部内で勢力を拡大。遼寧守備隊隊長を足がかりに、辛亥革命後は奉天省長をへて東三省巡閲史の地位にまで昇り、事実上「満州」の支配者となった。
 「満州」を得た張作霖は、やがて中央政界への進出を企図し、2度にわたる軍閥戦争を引き起こした。1924年、第2次奉直戦争で勝利を得た張作霖は、ついに北京政府の最高実力者の地位を手にいれた。だが、南方には蒋介石らの国民政府が割拠しており、26年7月には、反軍閥を旗印にした北伐軍が北上の途についた。張作霖は、これに対抗して孫伝芳や張宗昌ら他の軍閥とともに安国軍を組織、「反共討赤」をかかげ、各地で激しい戦いを繰り広げた。その後、張作霖は蒋介石の南京国民政府に対抗して北京に安国軍政府を樹立、自ら「中華民国陸海軍大元帥」を称したが、27年6月、北伐が再開されると、ひそかに北京を脱出。だが、途中、北伐の「満州」への波及をおそれた関東軍の手によって奉天近くの皇姑屯で列車ごと爆殺されてしまった。


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